ベンチャー法務~#01入社面接~

 

 

 

「法律的なことはすべて任せたい」

 

 

 

僕が最終面接でJobDiscriptionを聞いたときに返ってきた言葉。

 

 

 

僕は、東京都千代田区の中小企業に今年から法務担当して入社した28歳。司法試験を受験したものの、1点足りないという結果を受けて、民間企業への就職を目指した。

 

最初は、履歴書や職務経歴書の書き方も分からず、なかなか内定をもらうことができなかった。「これはまずい」と焦った僕は、人材エージェントの方からアドバイスを素直に聞き、面接対策本も何冊も読んだ。そうすると、就職活動を始めて1か月もする頃には、「大手企業」を含めた複数の企業から内定をもらうことができるようになっていた。

 

就職することを決めた会社は、半導体部品や真空配管機器などを商材とする会社。従業員は、国内で100名程度だった。国外では、韓国やシンガポールアメリカなどに拠点をもつ。半導体部品や真空配管機器などは、大手企業とも取引をさせてもらっていて、安定的な収益をあげている。これを原資として、新規事業への投資を積極的に行っている。

 

僕は、一応、「有名大学」を卒業した。でも、それは、今の僕にとって、誇りではなく、「有名大学」を卒業しているからこそ、「有名企業」に入社していく友人との関係にずっと悩んでいた。大手企業から内定を貰ったにもかかわらず、中小企業への入社を決めたのは、そんなコンプレックスを断ち、法務を中心としながら、経営や会計、営業の現場をみることができるのではないかと期待したからだ。

 

 

面接で言われた「法律的なことはすべて任せる」との言葉は嬉しかった。

 

 

ただ、今の僕には、法務の具体的なイメージはない。漠然と契約書を作成する人程度がやっとだろうか。きっと、そんな僕にもポテンシャルを感じてくれたのだろう。

 

 

プロフェッショナルとしての仕事をするため、これから、頑張っていこうと思う。

 

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