メタバース(ガリガリガリクソンさんがバ美肉させられるのを見た)

 

 

上司「零くんは、最近流行りのメタバースというものを知っているか」

 

そう言われてからというものの、

零は、Twitterのタイムライン上に流れるメタバースやNFTに関連する情報を検索するようになっていた。その中でも、零は、TwitteryoutubeTwitterと勢力的に活動するメタバース原住民であるバーチャル美少女ねむ(以下「ねむ氏」)さんの存在を気にかけていた。零には、各種メディアで活躍するねむ氏が、聡明にして、優しく勢力的であるように見えていた。零は、ねむ氏の活動を密かに応援するようになっていた。

 

youtu.be

本日は、お笑い芸人のガリガリガリクソンさんを「バ美肉させる」(バーチャル世界で少女の姿を受肉する(手に入れる)こと)配信とのことだ。

 

Youtubeで配信された番組は、さながらTV番組を彷彿とさせるものだった。

すでに確立したYoutube放送も、今後また”メタバース”という空間を手に入れることで、より存在感を増すことになるのかもしれない。

 

画面上は、アバターが映り、画面下部には出演者の配信の実際が映し出されていた。

実際は、Tシャツである配信者は、出演上、パーカーを着ている。しかも、スクラッチまで施されたジーンズだ。どうやってこれが技術上可能になるのだろう

 

他にも、ポスターのように壁に貼られていた本の表紙が、

ねむ氏が手をかけると、画面から飛び出し、開くと、そこには文字が記載されていることが目にとれた。VRグラスをもっていれば、本を読むことができたのだろう。優待物として存在する”物体”とは異なり、メタバース”空間内にある”物体”は、プログラミング次第で、どのような機能を持たすことが可能となる。有体物に対して期待する機能も、有体物ではもたない機能、そして、持つことの期待されていない機能さえ、”メタバース”空間は、有体物に持たせることを可能にする

 

番組内ではボイスチェンジャーへの期待にも触れられていた。

絶版となってしまったモデル(M-100FXなど)があるなど、メーカーサイドの需給バランスから、販売中止となってしまった機材はあるようだ。

機材の十分な供給は、”メタバース”空間がマスに受け入れられるために必要不可欠な環境となるのかもしれない。

TV番組の番組構成上のテンプレートやカメラワークを利用しながら、”メタバース”空間は、独自の発展を遂げていくのかもしれない。

 

 

番組終了後、ねむさんは上記のような投稿をしていた。

急速に展開する彼女の活動の第2部以降が気になってならない。「なぜ人は可愛くなりたいのか」「そもそも可愛い」ってなんだろう。零は、番組内でも問いかけられたこの問いがどのように回答されていくのかを見守っていきたいと思った。

まだまだ疑問ばかりが残る”メタバース”の世界だった。