【読了】「仕事が速い人は「見えないところ」で何をしているのか」(木部智之さん)

 

 

 

こんばんは。taijiです。

 

以前、「脳内組織論」でも簡単には記述させてもらったのですが、自分の中でのフレームワークを作って、不足分を補うことをしております。

 

 

ttyamyam.hatenablog.com

 

1 紹介

本日読ませもらったのは、木部智之さんの「仕事が速い人は「見えないところ」で何をしているのか」という書籍です。

 

 

木部智之さんは、元外資系プロジェクト・マネジャーを務められていたというこで、私の目下の中心的課題とも親和性がありました。

 

本書は、木下さんの資系プロジェクト・マネジャーとしての経験に基づき、メールからエクセル、伝え方までを75個にわたって仕事のコツを伝えるものです。

 

 

2 目次

本書の目次は、下記です。

第1章 仕事の速さは始める「前」に決まる
●「一番時間のかかる作業」を見極めよ
●2回目までは力技でやる。3回目以降は効率化する
●「期限に間に合わない!」さて、どうするか?
●ひとりでやる仕事にこそ、期限を決める ほか

第2章 「作業のスピード」は習慣化で速くなる
●メールは絶対に「1回だけ」しか読まない
●「○○さん、お疲れ様です」の3秒がムダ
●資料作成は「手書き」が8割
外資系でも8割が知らない「秘密」のエクセル技
●1000行を一瞬でコピペする方法 ほか

第3章 「チームのスピード」は仕組みで速くなる
●つかまらない上司をつかまえる方法
●打ち合わせの「持ち帰り」をゼロにする
●部下の「モンキー」は部下に背負わせる
●「会議は全員発言すべき」はウソ ほか

第4章 「ない時間」をひねり出す
●緊急のときに「どこまで犠牲にするか」を決めておく
●自分だけの「シェルター」を作る
●「忙しい」と言わない ほか

第5章 「思考のスピード」は型で速くなる
●「タテ」「ヨコ」の質問で最短で本質にたどり着く
●健全に「疑う」ことで手戻りをなくす
●ゼロから考えず「型」にはめて考える

 

目次からご理解いただけるとおり、実務的な内容で、「事務」をどのように進めるかが記載されております。そして、時間軸は「秒」単位。

 

 

皆さまも悩まれている箇所は、きっとあると思います。

 

 

川淵チェアマンの言葉

木部さんは、決断することの重要性を説く中で、川淵チェアマンの「時期尚早と言う人間は、100年経っても時期尚早という。前例がないと言う人間は、200年経っても前例がないと言う」との言葉を引用します。

 

川淵チェアマンが指摘するような人間には、是非ともなりたくないものです。

 

■“打ち合わせの「持ち帰り」ををゼロにする。”

そして、決断を重要視する木部さんは、会議の進め方として、情報の正確性について必要性を留保しながらも、「持ち帰り」を杞憂します。プロジェクトの進行に、「確認」「報告」というタスクが加わってしまうためです。

 

木部さんは、僕もよくやる手段ですが会議中のメールを推奨します。

 

このあたり必要情報会議の進行にもたらす重要性や緊急性にもよると思うのですが、都度、担当者への電話確認をするのでは、会議のもつ緊張感リズム感を害しかねない。基本的にはメールによりつつ、重要性や緊急性の高いものは、その場での電話するのが良いかもしれません。

 

■”27分会議”

また、時間の重要性を強く意識する木部さんは、会議が30分や60分で設定されていることを”惰性”として懐疑的に見ています。当然、13分の場合もあれば、27分の場合もあるはずだと。

 

この点は、非常に耳の痛い話。先日のMTGからは取り入れたのですが、アジェンダの提示の横には、発言予定担当者と、アジェンダごとの可処分時間を書こうと思う。

 

さて、仕事術という”仕組み”の見直しに1週間の読書時間を費やしてしまいましたが、残るは、①メール術と、②会議術、③資料作成術も確認したいと思っております。

 

 

 

以上現場からお伝えしました。

taiji